『現在完了形』についてです!
生徒さんの中で「現在完了形やりますー」と言うと急に嫌そうな顔をされる方います;;
「よくわからない」「結局使えない」というお声も多いです!!
私も昔、そうでした!「名前が難しそうな感じを出している」と思い、わかろうとせず、名前を見て拒否反応を起こしていましたww
あらためて、学習しなおした時、便利だし、外国人もよく使うし、こんな面白いものだったのか!と気づきました^^
苦手意識のある、初めて取り組む…という人はおすすめです。
『日本語で表現しにくい』
下記の英語を日本語にしてみましょう。
① I lost my wallet.
② I have lost my wallet.
①は「財布をなくした。」(今あるかないかはこの文章だけではわからない。)
②は「財布をなくした。」(今もなくしている。)
日本語どっちも一緒!!??
というより、今もなくしているかどうかを1文では伝えないですよね。
「この間さー、財布なくして、あ!でも見つかったんだけど。」
「この間さー、財布なくして、今も見つかってないんだ…」
このような会話になると思います。
日本で暮らしている私たちにとって、日本語にしにくい表現をやるのはハードルが上がりますよね。
中学の時、「have + 過去分詞形」を暗記させられましたね。
そもそも、なぜ、『have』なのか考えたことありますか?教えてもらったことありますか?
私は考えもしませんでしたし、先生からも教えてもらったことはないです;;
「have」の意味は「所有する」です。(※所有する以外にも、他の意味はあります。)
下記でお話ししますが、現在完了形はhaveの後ろの動詞の状態が現在も続いていることを表現します。
「have + 動詞の過去分詞形」
⇒「後ろの動詞の状態を、ずっと所有している」
なので、「have」じゃなきゃだめなんです!!!
現在完了形には、教科書を見ると「継続用法」「経験用法」「完了用法」と文字が並んでいます!
(もう、漢字の羅列やめてー。英語なんだから、漢字たくさん出すのやめて…と何度思ったことか…)
今回はコレだけ!知ってください。
「ずーーーっと今も~している!!!」
この「ずーーーっと今も」を知ってください。(教科書の用語と合わすとこれは継続用法です。)
先ほどの例文をもう一度見てみましょう。
I have lost my wallet.
「私は財布を(ずーーーっと今も)なくしている」
【その他の例文】
I have lived in Nagoya.
私は名古屋に(ずーーーっと今も)住んでいます。
(現在形の文) I live in Nagoya. 私は名古屋に住んでいます。
I have been busy.
私は(ずーーーっと今も)忙しい。
(現在形の文) I am busy. 私は忙しい。
My father has been in his room.
私の父は(ずーーーっと今も)部屋にいます。
(現在形の文) My father is in his room. 私の父は部屋にいます。
現在形の文に「ずーーーっと今も」を入れる感じです。
なので、現在形より時間の長さを感じることができませんか???
まずはこの感覚からです。長さを感じることが大切です!!!
(時間の流れをイメージするととてもいいです。)
現在完了形の文章を見たら、「ずーーーっと今も」をつけて、時間の長さを感じてみてください。
コレだけ!?と思われた方もいるかもしれません。
経験用法は?完了用法は???と。
まずは「コレだけ」です。
大切なのは、この現在完了形「ずーーーっと今も」を使って、文章を作ってみることです。
ご自身の日常生活で「ずーーーっと今も」していることを探して、現在完了形で表してみてください。
これをやることで初めて「使いこなせる」ということになります。
※なかなか見つからない場合は、現在形の文章を作ってみて、この文は「ずーーーっと今も」をつけることできるかな?できないかな?と考えてみてください!
やる単元を絞って、自分なりに英作してみる。^^
これが上達の秘訣です!
楽しみながら♪♪♪
「(ずーーーっと今も)晴れている。」
It has been sunny.
「私の注文、(ずーーーっと今も)来ないな。」
My order hasn't come yet.
「私の弟は部屋で3時間(ずーーーっと今も)勉強している。」
My brother has studied in his room for three hours.
Thank you for reading.
Please keep going.
Good luck.
作成者:ERINA
(2020.3.5)