「冠詞」をマスターしよう!

よくあるお悩み

「いつ冠詞を付けたらいいかわからない…」

「a,an,the」の違いがよく分からない…」

といった疑問が非常に多いです。

冠詞は日本語にはない品詞ですので、理解すると英語の世界がわかってきて楽しくなりますよ^^

冠詞とは???

英語では「article」と言います。
※冠詞という意味の他に「記事」「品物」という意味を持っています。

 

冠詞とは、名詞の前に置いて、その名詞が1つなのか、特定の物なのかを表す言葉です。

名詞が1つなのか、特定のものなのか表したいときは「冠詞」を使います。

 

数も少なく、「a」「an」「the」だけです!3つだけ!!!!

「a」と「an」は、後ろにある名詞が「1つ」であることを表します。

「a」と「an」の使い方の違い

anを使う時は後ろの名詞の頭文字がa」「i」「u」「e」「oで始まるときです。

≪例≫

  • an apple    1個のリンゴ
  • an idea      1つの意見
  • an umbrella    1個の傘
  • an ear        1つの耳
  • an orange       1個のオレンジ

「a」を使う時は後ろの名詞の頭文字が「a」「i」「u」「e」「o」以外で始まるときです。

≪例≫

  • a wallet    1個の財布
  • a book     1冊の本
  • a cat      1匹の猫
  • a flower      1本の花
  • a paper    1枚の紙

 

なぜ「an」があるのか、「a」だけでいいじゃないか!という声を頂いたことあります。

その理由は単純に「言い易いから」です。

例えば、「an apple」を「a apple」で発音すると、「」といった感じで
母音(ア)が重なって言いづらいですよね!?

もともとは「one」だった!?

「one」の意味は…そう!「1つ」です。

もともとずっと前は「one」だけだったそうです!

「one apple」「one paper」「one book」…

よく使うため、なるべく短縮したい…そして、、、

「one(ワン)⇒an(アン)⇒a(ア)」に。

「an」が「a」になったが、言いづらいもの(頭文字にa,i,u,e,oがつくもの)はそのまま「an」をつけて発音していったという感じです!

「a(an)」と「the」の使い方の違い

その後にくる名詞が

  • 「(いくつかあるうちの)1つ」の時は「a(an)
  • 特定・特別」のものである時は「the

 

「ん~なんかイメージしにくい。」という方、

映画「ロードオブリング(THE LORD OF THE RINGS)」はご存知ですか???

リングの前に「ザ(the)」がついています!

タイトルにあるように「指輪」が物語のカギです。

特別な指輪」です。なので「the」でなくてはダメなんです。

 

もし、、、「ロードオブリング(THE LORD OF A RINGS)」だったら?

世の中にある全ての指輪、どれでもいいのです。

これでは物語が進みません。私の持っている指輪でもいいですし、あなたの持っている指輪でもいいのです。道に落ちている指輪でもいいのです!!

「(指輪であればどれでもいい)1個」という感じです。

 

あともう一つ。

「the」の後に来るものは世の中に一つしかないもの、誰もが共通(共有)しているものの時に使います。

≪例≫

  • the earth(地球)
  • the sun(太陽)
  • the Pacific Ocean(太平洋)
  • the east (東) ※東という方角は全ての人に共通しています。
             「東どっち?」と聞いたら、皆同じ方角を指しますね。

 

これから英語を読んだり、聞いたりする際はぜひこの冠詞に注目してみるのも面白いですよ!

あ、これには「the」がついている!ということは後ろの名詞は(作者・話し手にとって)特定・特別なものなんだな…ふむふむ。

なぜ日本人は冠詞が苦手なのか?

ズバリ!『日本語にないから』です!

 

「私、昨日リンゴを食べてさ。」と言う時、いちいちその人が何個食べたか気になりませんし、話し手も特に個数については言いませんよね。どうしても数を主張したい!という時は言いますが。

 

英語はしっかり相手に伝えます。

「個数」もですし、それが「特別・特定」なものなのかどうかを。

英語は日本語の「空気を読む」という文化はありません!

「しっかり伝える」これがポイントです。

 

ここで、少し考え方を変えてましょう!

「日本語にないから、英語って難しいんだよ…」(その気持ち、とてもよくわかります!私もずーっとそう思っていました!)

しかし、脳が「難しい」と思えば思うほど、「英語=難しい」と認識してしまって拒否反応が出たり、やる気がそがれてしまいます。それではせっかく大切な時間を使って学んでいるのに、非常にもったいないです!!!!

 

日本語にないの!?え!?なにこれ、めっちゃ面白いじゃん!!!!」※多少の名古屋弁は許してくださいw

にぜひ変えていきましょう!

最初は本気で思ってなくても大丈夫です。思ってなくても言いましょう!

段々と脳が錯覚して、本当に面白く感じていきます^^

 

違い」を楽しみましょう、面白がりましょう!

海外を旅して、全く日本と同じだったらつまらなくないですか???

違う景色、違う食べ物、違う人たち、、、に遭遇するから旅がやめられない!

 

英語も一緒です。「違うから面白い」に少しずつでいいので変えていきましょう!

私も未だに勉強する度に発見があります。英語が大好きです。やめられません。

まとめ

 「(いくつかあるうちの)1つ」の時は「a(an)

特定・特別」のものである時は「the

※「the」の後に来るものは世の中に一つしかないもの、誰もが共通(共有)しているものの時にも使います。(the earth, the sunなど)

 

最後に極論を言いますが

話すときは、「冠詞を気にしすぎないこと」がポイントです!

冠詞を間違うことを気にしすぎて、話せない・話さないは非常にもったいないです!

間違えていいのです!(私だって間違えることありますよ。

 

苦手な理由で挙げた通り、日本語に無いですし、そもそも私たちに冠詞をつけるという習慣はないのですから、間違えて当然です!

 

間違えて、自分で気づいたり、外国人に訂正してもらったりして、少しずつ覚えて上達していくものです^^

完璧に話さなければいけない」と言う考えを手放しましょう!

間違えても誰も怒りません!むしろ一生懸命に話そうとしているあなたはすごい!!!

 

バカにしたり、嫌味を言ってくる人とは、そっと距離を置きましょう。
(そもそも英語が話せるようになっても、仲良くはできません。仲良くしたくないです。)

 

英語に関するご質問を絶賛、募集中です!
お問い合わせフォームよりお待ちしております。

Thank you.

 

作成者:ERINA
(2020.4.19)

お問合せはこちら

お問合せ

052-990-2451

お気軽にお問合せ・ご相談ください。

すぐに話せるようになるミシュク式外国語発音用カタカナで、代表的な発音例をアップしています。

ミシュク式英会話
Twitter

ぜひフォローをお願い致します!!!

ミシュク式英会話